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第1回カラオケ王座決定戦


2021年カラオケ王座決定戦を振り返って

2021年カラオケ大賞に、老若男女問わず約700名がオーディション収録に挑戦。放送になったSランク以上の高得点者12名だけが、2021年12月5日(日)開催の「第1回カラオケ王座決定戦」への出場権が与えられたのだ。

1位タイ通過の佐藤みゆきさん・岩口和暖さんを始め、12位通過の大川内清文さんまで、12名はファイナリストを目指し、出場にあたってそれぞれ三曲(同じ曲は歌えない。)を用意して挑んだ。
何故なら、初代チャンピオンに輝くためには、三回勝たなければならない。

勝負曲をファイナルまで温存させるのか…?
温存させたばっかりに、勝負曲を唄えず敗退してしまうのか…?
勝たなければ次のステージに進めないので、勝負曲を先に歌うのか…?
誰が勝ち進んでくるかを想定したとき、どの曲が周囲に印象付けるか・・・?

など、何を先に歌うか選曲は大事になってくる。
ここで言っておきたいのは、通過順位に関係なく、新たに横一線の戦いが始まるということ。

〜1st ステージ〜

緊張感に包まれる中、トップバッターは12位通過の『カラオケ紳士』こと、大川内清文さん。そして、下剋上を目指し、狙うはもちろん頂点。
大川内さんは、十数年前にグランドチャンピオンに輝き、何千回も歌いこんだ勝負曲「山河」を選択した。
おそらく大川内さんはスタートダッシュこそが勝負、攻撃は最大の防御と考えたのだと推測する。何故なら、12名の中には歴代のグランドチャンピオンが4人も出場し、他の方々も自分より上位通過しているからである。
唄いだすと、開き直りなのか、それとも何千回も歌ってきた自信なのか、どこか落ち着きがあり、ここで歌える喜びに満ち溢れているように聴こえたのである。
その歌声はとてものびやかで、謙虚な人柄が伝わる、まさに『カラオケ紳士』であったことが印象に残った人は多かったと思う。

〜2nd ステージ〜
7名がファイナリストを目指し勝ち進んだ。
次に注目したのが、高校生で『ロックンロール娘』こと、橋明日香さん。
1位タイ通過したひとり、佐藤みゆきさんが、なんと1stステージで敗退をしてしまう、大番狂わせが起こった。
1stステージは、若さとパワフル歌唱が見事に成功。
次に選んだ曲目は「アイノカタチ」。
この曲は、もう一人の1位通過した『カラオケモンスター』こと、岩口和暖さんがレギュラー収録で、最高得点を弾き出した曲。
岩口さんがファイナリストに勝ち進んできたとき、「アイノカタチ」を選曲してくることを予想し、同曲対決を避けたのであろうか?!
それとも、更なる勝負曲がこの後も控えていたのか?!
のちに聞いてみたいところである。

〜ファイナルステージ〜
大川内清文さん、橋明日香さん、岩口和暖さんの3名がファイナリストに決定し、残りの一曲を唄って、この中から初代カラオケ王座が誕生する。
『カラオケモンスター』こと岩口和暖さんが残す曲こそ、やはり「アイノカタチ」だった。
他の11名とスタジオの空気は、天下の宝刀を出してきたと思うが、実は岩口さんは、自分という敵とも戦っていたのです。
放送にはなっていないが、10月のオーディションで「アイノカタチ」を歌唱中に、喉がつまり不合格を経験した。後にトラウマとなり、数々の場面を経験するが、やはりこの曲その場面が訪れると頭をよぎったそうだ。
トラウマがあるから「アイノカタチ」を残しておいたのか…?
それとも、勝負曲を温存したのか…?
トラウマを知っている私にはわからなかった。

ファイナルステージで「アイノカタチ」をドラマチックに歌い切った笑顔の岩口さんは、ハッキリと私に言った。
ようやくこれで、トラウマを払しょくできましたー。と…。
『カラオケモンスター』と言われようが、人間誰もが抱く不安を、同じように胸に抱く普通の中学生だったのだ。

12名の歌唱を聴いて驚いたのは、この日に向け、皆は相当仕上げてきたということ。そして悔いなく歌い切ったということ。それは歌唱後の12名の表情に表れていた。

伊戸先生もコメントで『こんなに良い歌を聴かせていただいて、幸せであり、審査員長冥利に尽きる』と。

ある出場者が私に送ってくれた、一枚の素敵な写真を最後にお見せしましょう!この後に結果発表が待っているにも関わらず、見てくださいこの全員の表情。これが全ての答えであり、終わってみればまさにノーサイド。

この仕事に携わって、ほんとによかったと思えた写真なので、私も宝物にします。

番組プロデューサー 露木啓基

                                                   


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